第6問
天野正道の曲『天雷无妄』。この曲なんと読む?


『天雷无妄』
天雷无妄とは、天の道にかなった自然な状態、作為のない真実の姿をあらわします。「无妄」(むぼう、むもう)には、あざむかない、いつわらないこと、突然物事が起こることという意味があります。
天野正道の「天雷无妄」は、浜松交響吹奏楽団創立40周年記念委嘱作品で、Fanfare〜Largo, Scherzo, Largo, Allegro assai〜Epilogueの4楽章構成になっています。
第7問
「ふそうじん」ではないよ。J.マッキーの曲『付喪神』。この曲なんと読む?


『付喪神』
付喪神とは、長い年月を経て使い古された道具などに精霊(霊魂)が宿り、意思を持ったものです。日本で古くから伝わる風習で、器物が100年立つと化けて妖怪になると信じられてきました。
日本文化が大好きだというジョン・マッキーによる「付喪神」は、2024年のシエナ・ウインド・オーケストラ委嘱作品。恐怖の悲鳴で始まる第1楽章と、美しいコラールで始まる第2楽章といった構成になっています。
第8問
副題に難読漢字あり。近藤礼隆の曲『吹奏楽のための狂詩曲〜鍾馗の伝説による』。この曲なんと読む?


『吹奏楽のための狂詩曲〜鍾馗の伝説による』
鍾馗とは、疫病神を追い払う魔除けの神様。日本には奈良時代に中国から伝わったとされています。新型コロナウイルスが世界中に蔓延していた2021年に作曲されたもので、作曲者自身もコロナ禍終息への願いが作曲の動機になったと述べています。
狂詩曲を「ラプソディー」と読むことも!?
第9問
自由曲としてよく演奏されます。福島弘和の曲『梁塵秘抄〜熊野古道の幻想〜』。この曲なんと読む?


『梁塵秘抄〜熊野古道の幻想〜』
梁塵秘抄は、平安時代後期に後白河法皇によって編まれた歌謡集。当時の流行歌謡詞を集めたもので、仏神、遊女、庶民の様々な歌が収められています。
副題の熊野古道は、和歌山県、三重県、奈良県、大阪府にまたがる紀伊山地の霊場と参詣道を指します。後白河法皇の梁塵秘抄の中でも歌われている熊野は、死者の魂の行く所「黄泉の国」として崇められ、人々は死者の極楽往生や魂の再生「黄泉がえり」を祈りながら険しい道を歩いたそうです。
福島弘和の「梁塵秘抄〜熊野古道の幻想〜」は、2006年の和歌山県立田辺中・高等学校吹奏楽部の委嘱作品です。
第10問
画数が多い…。長生淳の曲『紺碧の波濤』。この曲なんと読む?


『紺碧の波濤』
紺碧は、やや黒みを帯びた青色。波濤は、大きな波、特に荒れ狂う波を意味します。
長生淳の「紺碧の波濤」は、創価グロリア吹奏楽団の委嘱作品。「悲劇の英雄」がテーマになっています。楽譜のグレードは「5」ということで、難読の曲名でもあり、演奏するのも難解な曲でもあります。
以上、vol.1全10問でした。あなたは全部読むことができましたか?
vol.2(近日公開予定)の挑戦もお待ちしております!

