
吹奏楽コンクールで人気の自由曲や、定期演奏会などのコンサートで多く演奏される曲。世の中にはたくさんの吹奏楽曲があります。なかには読むのが難しい曲名も……。小中学生にとっては難しい漢字や、大人でも読むのが難しい漢字が使われている吹奏楽曲を集めてみました。この曲なんと読む?……あなたは全部読むことができるか!?
第1問
中高生に人気の樽屋雅徳の曲『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』。この曲なんと読む?


『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』
斐伊川は、島根県と鳥取県を流れる川の名前です。クシナダ姫は、古事記上巻に記される出雲神話「ヤマタノオロチ退治神話」に登場するヒロインです。ヤマタノオロチ退治神話は、海の神スサノオが、クシナダ姫を守るため、8つの頭に8本の尾をもつ大蛇ヤマタノオロチを退治するお話です。
第2問
こちらも中高生に人気の樽屋雅徳の曲『想ひ麗し浄瑠璃姫の雫』。この曲なんと読む?


『想ひ麗し浄瑠璃姫の雫』
浄瑠璃姫は、三河国 矢作(現在の愛知県岡崎市)に伝わるお姫様。源氏の御曹司と呼ばれる源義経が、奥州(東北地方)へ下る途中に出会った美少女・浄瑠璃御前と悲しい恋に落ちるという「浄瑠璃御前物語」をモチーフとした曲です。
樽屋雅徳のお姫様シリーズ。クシナダ姫か浄瑠璃姫か、あなたはどちらの曲が好き?
第3問
管打楽器八重奏のアンサンブル版と吹奏楽版があります。天野正道の曲『沢地萃』。この曲なんと読む?


『沢地萃』
沢地萃は、中国五教(儒教の経典)のひとつ「易経」の45番目の卦です。どういった意味なのかについては、作曲者自身が「皆様方がそれぞれで調べてみて下さい」と述べているので、ぜひ調べてみましょう。
第4問
コンクールの自由曲としてよく演奏されます。樽屋雅徳の曲『無辜の祈り』。この曲なんと読む?


『無辜の祈り』
無辜とは、なんの罪もないこと。「無辜の祈り」は、東日本大震災から2年半が経とうとしていた2013年9月に作曲者自身が東北を訪れたことで生み出された曲です。「奇跡の一本松」「再び海へ」「ほんとうの幸福」の3つの楽章で構成されています。
東日本大震災から10年以上が経ちました。自然災害は『無辜』何も罪のない人々、街、ものが深い傷を負います。この曲を通じて、復興への思いを馳せてみてはどうでしょうか。
第5問
大人でも読むのが難しい!?鈴木英史の曲『開闢の譜』。この曲なんと読む?


『開闢の譜』
開闢とは、世界の始まり、開拓、切り開くといった意味があります。この曲は、震災後の復興をモチーフとして「甚大な被害を受けながらも、既存の精神の見直しから新たな形を想像する精神の強さ、しかし根底に横たわる絶望と諦め、鎮魂も含んだ…葛藤のひびきのうた」として構成されています。
2012年の宮城県仙台第三高等学校吹奏楽部の委嘱作品です。
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