
2026年3月27日(金)に行われた九州産業大学付属九州高等学校「第34回定期演奏会」の様子をレポートします。

会場は吹奏楽の聖地・福岡サンパレスホテル&ホール(福岡市)。福岡市地下鉄呉服町駅から徒歩約11分。JR博多駅からバスで約20分です。近くに西鉄バス「国際会議場サンパレス前」「国際センターサンパレス前」バス停があります。

開場時間は16:30。ホワイエには吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストの賞状・トロフィーが展示されており、九州高校の近年の輝かしい成績を感じることができます。そして、17:00に開演!
プログラムは次のとおりです。
第Ⅰ部 シンフォニックステージ
- 鷲が舞うところ(作曲:S.ライニキー)
- メモリー(ミュージカル「キャッツ」より)(作曲:A.ロイド・ウェバー)
- トランペット吹きの休日(作曲:L.アンダーソン)
- 火罪〜ジャンヌ・ダルクの終焉〜(作曲:林田市)
- あつまれ おもちゃのマルチャ!(作曲:伊藤士恩)
- ル・シャン・ドゥ・ラムール・エ・ドゥ・ラ・プリエール(愛と祈りの歌)(作曲:松下倫士)
第Ⅱ部 ポップスステージ
- 九高ヒットメドレー
- Mela!/緑黄色社会
- おジャ魔女カーニバル!!/MAHO堂
- かわいいだけじゃだめですか?/CUTIE STREET
- アイドル/YOASOBI
- 松田聖子コレクション
- 青い珊瑚礁
- 赤いスイートピー
- SWEET MEMORIES
- 夏の扉
- 合唱「ふるさと」(作詞:小山薫堂/作曲:youth case)
- 合唱「心の瞳」(作詞:荒木とよひさ/作曲:三木たかし)
- 合唱「いのちの歌」(作詞:Miyabi/作曲:村松宗継)
アンコール
- 銀河鉄道999(作曲:タケカワユキヒデ)
第Ⅰ部 シンフォニックステージ
1曲目は、九州高校の定番曲『鷲が舞うところ』。躍動的なリズムが印象的で、多くの演奏会でオープニングとして演奏されることがあります。
2名の生徒によるMCをはさんで2曲目は、ミュージカル「キャッツ」の名曲『メモリー』。この曲では、スペシャルゲストとして、東京佼成ウインドオーケストラのトランペット奏者・河原史弥氏が登場。トランペットの独奏と吹奏楽のコンチェルトを披露しました。
演奏終了後に河原氏へのインタビュー。トランペットを始めたきっかけや、九州高校吹奏楽部の印象などがインタビューされました。
そして、さらにもう1曲、河原氏の演奏。トランペットパートの2年生・2名とコラボして演奏した3曲目は、『トランペット吹きの休日』。日本では運動会のBGMとしても親しみのある曲。普段は仕事で吹いている軍隊ラッパを、休日には自由に楽しんで吹けるという、ラッパ吹きの喜びを描いています。
この曲の演奏後に、河原氏へ部員から花束が渡されました。
続いて4曲目は、アンサンブル演奏。木管三重奏による『火罪〜ジャンヌ・ダルクの終焉〜』。編成はフルート・クラリネット・アルトサックス。2025年2月8日に沖縄コンベンションセンター(沖縄県)で行われた「第51回九州アンサンブルコンテスト」(主催:九州吹奏楽連盟)で九州高校が演奏し、銀賞を受賞した曲です。
演奏後には、アンサンブルコンテストメンバーにインタビューが行われました。
そして、5曲目は、2026年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅲの『あつまれ おもちゃのマルチャ!』。マルチャ(Marcia)とはイタリア語で「行進曲(マーチ)」のこと。クラシックとポピュラー音楽が融合した課題曲マーチです。
続く6曲目は、『ル・シャン・ドゥ・ラムール・エ・ドゥ・ラ・プリエール(愛と祈りの歌)』。愛する人を想う気持ちや苦悩、葛藤といった様々な心の変化が表現されています。大阪府にある精華高等学校吹奏楽部の2018年委嘱作品です。
九州高校にとっては、2025年度の吹奏楽コンクール自由曲として演奏し、6年連続で九州大会・金賞に輝いた曲です。この成績は、福岡県内で3校・九州で7校というトップクラス。ひと夏にかけてきた思いを込めて、最後の演奏を披露しました。
以上、第Ⅰ部は約50分のステージでした。
第Ⅱ部 ポップスステージ
第Ⅱ部の冒頭、Mrs. GREEN APPLEの「僕のこと」をBGMにして、九州高校吹奏楽部の1年間を振り返るスライドショー動画が上映されました。
そして、第Ⅱ部のMCも生徒が担当。冒頭のMCでは、このあとのステージに登場する九州高校チアリーディング部と、影アナウンスを担当している九州高校放送部にインタビュー。演奏会の意気込みをコメントしました。
第Ⅱ部の1曲目は、毎年恒例の『九高ヒットメドレー』と題したJ-POPのメドレー。今年のヒットメドレーは、「Mela!」〜「おジャ魔女カーニバル!!」〜「かわいいだけじゃだめですか?」〜「アイドル」の4曲が演奏されました。
「Mela!」(緑黄色社会)は、日本テレビ系『スッキリ』の「ひとつになろう! ダンスONEプロジェクト」の課題曲としてブレイクした楽曲。部員によるマイクパフォーマンスで観客を煽って会場を盛り上げました。
「おジャ魔女カーニバル!!」(MAHO堂)は、テレビアニメ「おジャ魔女どれみ」のオープニングテーマ。部員2名による歌唱パフォーマンスとダンスで盛り上げました。歌っていた2人は実の姉妹コンビだそう。ここから九州高校チアリーディング部も登場。アクロバティック演技でさらに盛り上げます。
「かわいいだけじゃだめですか?」(CUTIE STREET)は、TikTok総再生回数70億回超の人気曲。この曲では6人の部員がダンスを披露。“キューティーストリート”ならぬ“キューシューストリート”が本家に負けないかわいさ全開で会場を盛り上げました。
「アイドル」(YOASOBI)は、テレビアニメ「推しの子」のオープニングテーマ。6人の部員によるダンスと、17人のチアリーディング部のダンスで、会場の盛り上がりも最高潮に達しました。
興奮さめやらぬうちに、MCをはさんで次の曲は、『松田聖子コレクション』。80年代を代表するトップアイドル松田聖子の名曲「青い珊瑚礁」〜「赤いスイートピー」〜「SWEET MEMORIES」〜「夏の扉」がメドレーとなっています。
「青い珊瑚礁」は、2025年末のNHK紅白歌合戦でも披露され話題となりました。2人の部員による歌唱パフォーマンスで盛り上げました。
「赤いスイートピー」は、松田聖子を代表する曲として有名。赤いドレスをまとった部員による歌唱パフォーマンスで盛り上げました。
「SWEET MEMORIES」は、サントリーCANビールのCMソングとして有名な曲。アルトサックスとテナーサックスのソロ演奏で甘い雰囲気をつくります。中盤のトランペットのソロも効いています。
しっとりとした雰囲気から一転して「夏の扉」は、さまざまなCMソングとして起用されています。「フレッシュ、フレッシュ、フレッシュ」というフレーズがあまりにも有名。この曲では、黄色いドレスをまとった部員による歌唱パフォーマンスで盛り上げました。
ノリノリのポップスメドレーで盛り上がったところで、次の演目は合唱『ふるさと』。2010年の『第61回NHK紅白歌合戦』内の企画「僕たちのふるさとニッポン」のために制作された嵐の楽曲。ここでは、九州高校近隣の吹奏楽部が登場。今年は、香椎第1中学校、香椎第2中学校、香椎第3中学校、多々良中学校、多々良中央中学校の吹奏楽部と、舞松原小学校マーチングバンド同好会、八田小学校ブラスバンドクラブとともに大合唱。ホリゾントには同曲の歌詞が表示されており、歌いながら手話でも表現していました。
ここで、部長から挨拶。1年間の取り組みを振り返りつつ、支えてくれた人たちへの感謝などが述べられました。
この演奏会には3年生も参加しており、3年生にとって最後のステージ。3年生16名が並び、指揮者の先生から1人ずつ呼名されました。そして、3年生による合唱、1・2年生による演奏で『心の瞳』へとつながっていきます。卒部する3年生による「心の瞳」の合唱と手話は、九州高校定期演奏会の定番プログラムとなっています。
感動的な雰囲気に包まれるなか、最後の曲はさらにその感動を増幅させる『いのちの歌』の合唱です。ピアノの伴奏で、部員全員で合唱。この曲でも手話を披露します。
会場が感動的な雰囲気に包まれたところでアンコール。
最後は九州高校吹奏楽部定番の『銀河鉄道999』。なんとここで、同曲の作曲者であるタケカワユキヒデ氏から動画メッセージが披露されました。最後の曲は全員で立奏。演奏しながらの振り付けもあり、ノリノリで締めくくります。フィナーレは客席に向かって銀テープが飛び出すキャノン砲特効で華やかに終演です。
以上、第Ⅱ部からアンコールまで約60分のステージでした。
演奏会全体では約2時間5分のプログラムでした。
九州産業大学付属九州高等学校吹奏楽部のみなさん、楽しい演奏会をありがとうございました。
(参考文献)
- 九州産業大学付属九州高等学校「第34回定期演奏会」パンフレット
- ウィンズスコア
- 九州吹奏楽連盟
- ブレーン
パンフレット
定期演奏会のパンフレットは、演目の紹介はもちろんのこと、その学校の個性があふれています。
今回の九州産業大学付属九州高等学校「第34回定期演奏会」のパンフレットの内容はこちら!

- A5サイズ
- 中綴じ20ページ
- フルカラー
| 表紙 | 演奏会ポスターデザイン(パンフレット用) |
| P.1 | 校長挨拶、顧問挨拶 |
| P.2 | プログラム、ゲスト紹介 |
| P.3 | 令和7年度活動実績 |
| P.4 | コンクール九州大会の写真 |
| P.5-P.6 | Memories(写真集) |
| P.7-P.10 | Members(パート紹介) |
| P.11-P.12 | Graduating Members of 2026(3年生紹介) |
| P.13-P.18 | 広告 |
| 裏表紙 | 広告 |

