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定演レポート
2026年3月2日(月)に行われた福岡女子高等学校「第25回定期演奏会」の様子をレポートします。

福岡女子高校は福岡西区にある、創立100周年を迎える県内唯一の公立女子校。普通科のほか、服飾デザイン科や食物調理科など6学科を設置しています。2027年度から総合学科へ再編し、男女共学化する予定です。
今年の福岡女子高校の定期演奏会の会場は福岡市民ホール(福岡市)。2025年3月に開館したばかりの新しいホールです。福岡市地下鉄空港線「天神」駅から徒歩10分、福岡市地下鉄七隈線「天神南」駅から徒歩17分、西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」駅から徒歩13分です。

開場時間は18:00。行列は大ホール前から屋外まで続いており、一部のお客さんは小雨のなか待つことになりました。
開場から約15分、ステージ上で開演前のアンサンブル演奏が行われました。曲は、木管八重奏の演奏で『土蜘蛛伝説〜能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲』(松下倫士作曲)。福岡女子高校が今年度のアンサンブルコンテストで取り組んだ曲で、2026年2月7日沖縄県で行われた「第51回九州アンサンブルコンテスト」では銀賞を受賞しました。
アンサンブルの演奏が終わると、18:30に開演です。プログラムは次のとおりです。
Ⅰ部 吹奏楽オリジナルステージ
- 福岡女子高校 校歌(作曲:森脇憲三/編曲:片岡寛晶)
- 鷲の舞うところ(作曲:S.ライニキー)
- ティアエスの祈り〜奏楽は靡き星は煌めく〜(作曲:片岡寛晶)
- アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内協奏曲(作曲:J.イベール)
- 福女100th Anniversaryメドレー
- ふるさと
- 青い山脈/藤山一郎
- 世界の国からこんにちは/三波春夫
- 年下の男の子/キャンディーズ
- タッチ/岩崎良美
- 未来予想図Ⅱ/DREAMS COME TRUE
- 全力少年/スキマスイッチ
- 僕のこと/Mrs. GREEN APPLE
- ケセラセラ/Mrs. GREEN APPLE
- シネマ・シメリック(作曲:天野正道)
Ⅱ部 マーチングステージ
- PIANO MAN
- 【パーカッションショー】フェニックス
- 【カラーガードショー】人生は夢だらけ
- Fukujoガーシュインメドレー
アンコール
- ジャンボリミッキー!(作曲:M.マリナンジェリ/編曲:郷間幹男)
Ⅰ部 吹奏楽オリジナルステージ
定期演奏会の幕開けは『福岡市立福岡女子高等学校 校歌』から。福岡女子高校の定期演奏会は校歌から始まるのが定番となっています。
校歌の演奏後、校長先生の挨拶。そして、司会の生徒2人(ホルンの3年生とトランペットの2年生)が登場します。福岡女子高校の司会チームは、「チームたまねぎ」という愛称がありますが、代々受け継がれてきた「たまねぎ」も3代目です。
さて、ここからが演奏会の1曲目という位置づけ。1曲目は、『鷲の舞うところ』。躍動的なリズムが印象的で、多くのコンサートでオープニングとして演奏されることが多い曲です。
MCをはさんで2曲目は、『ティアエスの祈り〜奏楽は靡き星は煌めく〜』。沖縄県で活動する一般吹奏楽団体「ウインドアンサンブル ティラミス」の2022年委嘱作品。架空の星の女神「ティアエス」をテーマにした曲です。高文連やコンクールで演奏し、2025年度の福岡女子高校を支えてきました。2025年8月3日に行われた「第70回福岡吹奏楽コンクール」では自由曲として演奏し、金賞を受賞しています。
MCをはさんで3曲目は、ピアノ伴奏によるアルトサックスのソロ演奏『アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内協奏曲』。アルトサックスのソロを演奏したのは3年生。2025年9月15日に行われた「第16回管打楽器ソロコンテスト」で、木管部門第3位に輝いています。ピアノ伴奏は、“波動ピアニスト”の垣坂純代さんです。
演奏後、ソロを演奏した3年生と垣坂さんにインタビュー。福岡市民ホールで演奏した感想や家族へのメッセージなどが語られました。
そして4曲目は、『福女100th Anniversaryメドレー』。福岡女子高校は、2025年で創立100周年を迎えました。この定期演奏会は「創立100周年記念事業」にもなっています。そんな福女100周年を記念したポップス曲のメドレーの演奏です。1940年代頃から、それぞれの年代を彩った楽曲を奏でます。ここからは、観客のスマートフォンのライトをつけて、ペンライト代わりにします。
メドレーの1曲目は、文部省唱歌の「ふるさと」。「兎追ひし彼の山」から始まるあの有名な曲です。
メドレーの2曲目は、藤山一郎の「青い山脈」。1949年に発表された曲で、昭和歌謡の代表曲です。2名の部員による歌唱パフォーマンスで盛り上げました。
メドレーの3曲目は、三波春夫の「世界の国からこんにちは」。1970年の大阪万博のテーマソング。2025年にも大阪万博が開催されたことが記憶に新しいところですが、この曲では、「太陽の塔」と「ミャクミャク」も登場。和服を着た部員による歌唱パフォーマンスでも盛り上げます。


メドレーの4曲目は、キャンディーズの「年下の男の子」。3名の部員による歌とダンスで盛り上げます。
メドレーの5曲目は、アニメ「タッチ」の主題歌「タッチ」。2026年のワールド・ベースボール・クラシックのNetflixテーマソングとしてB’zが歌ったことでも話題となりました。各パートのキレキレのパフォーマンスで盛り上げます。
メドレーの6曲目は、DREAMS COME TRUEの「未来予想図Ⅱ」。クラリネットのソロ演奏とのコンチェルトになっていました。客席のスマホライトの揺れとマッチして幻想的な雰囲気に。
メドレーの7曲目は、スキマスイッチの「全力少年」。幾田りらやSHISHAMOなどもカバーしたスキマスイッチの代表曲です。
メドレーの8曲目・9曲目はMrs. GREEN APPLE。ユーフォニアムのソロから始まる「僕のこと」に続いて、「ケセラセラ」です。楽器を使ったパフォーマンスで視覚的にも楽しむことができます。
たっぷりとポップスを楽しんだ後、Ⅰ部を締めくくる曲は『シネマ・シメリック』。架空の映画のサウンドトラックとして作り上げられ、吹奏楽曲にまとめられたものです。今回は、福岡市民吹奏楽団が賛助出演し、大編成として演奏しました。
以上、第Ⅰ部は約65分のステージでした。
Ⅱ部 マーチングステージ
福岡女子高校は2022年からマーチングに取り組み始め、2023年には「第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)」のマーチング部門に福岡県代表として出場しています。2025年は「第39回福岡県マーチングコンテスト」金賞、「第70回福岡吹奏楽コンクール」金賞と“ダブル金賞”を達成しています。「第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文2025)」の吹奏楽部門にも福岡県として出場しており、福岡女子高校は、吹奏楽バンドとしてもマーチングバンドとしても近年目覚ましい成長を遂げています。
そんな福岡女子高校の今年のマーチングステージのテーマは「My Life Is Passion〜人生は情熱だ〜」。Ⅱ部の開演前にステージのスクリーンでオリジナルムービーが上映されました。安室奈美恵の「Hero」とSixTONEの「音色」をBGMに、マーチングの練習の様子や1年間の福岡女子高校の活動の様子がまとめられていました。
開演前ムービーの上映後、舞台袖で「福女いくぞー!」という気合い入れ。生徒MCが登場し、マーチングステージのはじまりです。
最初の演目は、ビリー・ジョエルの名曲『PIANO MAN』。2025年10月4日に兵庫県で行われた「第25回西日本バンドフェスティバル」や2025年11月3日にアクロス福岡で行われた「福岡女子高校100周年記念式典」でも披露した演目です。マーチングの名門・熊本県の専修大学熊本玉名高校Venturesの衣装を借りて演技します。なお、ピット(鍵盤などの固定された打楽器)はステージのオーケストラピットを下げた場所(客席とほぼ同じ高さ)に配置されています。

MCをはさんで2曲目は、パーカッションショー『フェニックス』。18名の部員によるバッテリーパーカッションを含む打楽器アンサンブルです。本来、福岡女子高校の打楽器パートは7名ですが、管楽器メンバーも打楽器に加わり、パフォーマンスを披露します。スティックの持ち方もわからなかった管楽器メンバーとは思えないほどの圧巻の演奏を魅せてくれました。
MCをはさんで3曲目は、カラーガードショー『人生は夢だらけ』。椎名林檎の「人生は夢だらけ」に合わせて、7名の部員によるフラッグやリボンを使った演技です。
そして、マーチングステージの最後を飾るのは、『Fukujoガーシュインメドレー』。「ラプソディ・イン・ブルー」や「I Got Rhythm」などのジョージ・ガーシュインの名曲たちをマーチングの演技で昇華させ、華やかなステージを演出します。今年度から導入された青を基調としたマーチング衣装をまとい、福女のマーチングの集大成でしめくくります。

さて、この演奏会には、前日に卒業式を終えたばかりの3年生も参加しています。この演奏会をもって3年生は引退となります。ここで指揮者の先生の挨拶の後、先生から3年生の紹介がありました。3学年合わせての部員数は39名ですが、そのうち3年生はわずか6名。少ない人数で苦労も多かったことでしょう。そんな3年生に対して、指揮者の先生から1人ずつ花束が贈られました。
3年生を代表して部長からの挨拶があり、コンサートはいよいよ終盤へ。
福岡女子高校のアンコール曲の定番『ジャンボリミッキー!』で最後は盛大に盛り上がります。フィナーレはステージの両サイドから巨大クラッカーを放ち、銀テープが飛び出す演出でフィニッシュを迎えました。

以上、Ⅱ部からアンコールまで約54分のステージでした。
演奏会全体では約2時間20分のプログラムでした。
福岡市立福岡女子高等学校吹奏楽部のみなさん、メモリアルな演奏会をありがとうございました。
(参考文献)
- 福岡市立福岡女子高等学校「第25回定期演奏会」パンフレット
- 福岡市立福岡女子高等学校
- 福岡吹奏楽連盟
- 九州吹奏楽連盟
- ブレーン
- カフアレコーズ
パンフレット
定期演奏会のパンフレットは、演目の紹介はもちろんのこと、その学校の個性があふれています。
今回の福岡市立福岡女子高等学校「第25回定期演奏会」のパンフレットの内容はこちら!

- A4サイズ
- 中綴じ40ページ
- 表紙カラー/本文モノクロ(一部カラー)
| 表紙 | 演奏会ポスターデザイン(パンフレット用) |
| 表紙ウラ | 広告 |
| P.1 | ご挨拶(校長、部長) |
| P.2 | プログラム、プログラムノート(ティアエスの祈り) |
| P.3 | Members |
| P.4 | 一年間の主な活動 |
| P.5-P.7 | 2025年度活動報告 |
| P.8-P.9 | パート紹介 |
| P.10 | 写真 |
| P.11-P.36 | 広告 |
| 裏表紙ウラ | 広告 |
| 裏表紙 | 広告 |

