
2025年3月22日(土)に行われた福岡県立久留米高等学校「第49回定期演奏会」の様子をレポートします。

会場は石橋文化センター(久留米市)の石橋文化ホール。西鉄天神大牟田線「久留米」駅から徒歩約15分(バスを使えば5分)。JR鹿児島本線「久留米」駅からバスで約15分です。石橋文化センターの目の前には、西鉄バスの「文化センター前」バス停があります。

開場前にはホールの前に行列ができていましたが、定刻どおりに13:30に開場。13:50頃には、「ウェルカム・コンサート」として、サクソフォン四重奏によるステージアンサンブルが披露されました。曲は「アミューズメント・パーク組曲」(作曲:高橋宏樹)です。そして、定刻どおり14:00に開演!
プログラムは次のとおりです。
第1部
- 福岡県立久留米高等学校 校歌(作曲:中田喜直)
- アルセナール(作曲:J.ヴァンデルロースト)
- マーチ「メモリーズ・リフレイン」(作曲:伊藤士恩)
- 管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」より(作曲:M.アーノルド/編曲:天野正道)
幕間演奏
- 打楽器五重奏「美星の降る夜に…願い、やがて強靭な心と翼を持った〜」(作曲:片岡寛晶)
第2部 RPGステージ
- 序曲「ドラゴンクエスト」より(作曲:すぎやまこういち)
- ミッション:インポッシブル(作曲:L.シフリン)
- ディープ・パープル・メドレー(編曲:佐橋俊彦)
- 『君の名は。』メドレー
- マツケンサンバⅡ(作曲:宮川彬良)
アンコール
- シロクマ(作曲:RYO KISHIMOTO)
第1部
1曲目は、「福岡県立久留米高等学校 校歌」。式典校歌として、同校の入学式や卒業式などの式典で演奏される曲。バスパートの重厚な演奏からはじまり、中盤から直管群の華やかなブラスサウンドが引き立ちます。この校歌は生徒が指揮をしていました。
2曲目は、「アルセナール」。ベルギーのメヘレンに拠点を置く“armonie van het Spoorwegarsenaal”の50周年を記念して作曲されたもので、堂々としたコンサート・マーチです。
3曲目は、2025年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅲの「マーチ『メモリーズ・リフレイン』」。ゲーム音楽やポピュラー音楽の要素も取り入れらた、課題曲マーチです。
4曲目は、「管弦楽組曲『第六の幸福をもたらす宿』より」。前曲の課題曲の演奏に対して、こちらは自由曲という位置づけ。「第六の幸福をもたらす宿」は、1958年に公開されたハリウッド映画。作曲者のM.アーノルドが同作の音楽を担っています。C.パルマーによって編曲された管弦楽組曲版を元に、天野正道によって吹奏楽版にアレンジされたのがこの曲です。
以上、第Ⅰ部は約30分のステージでした。なお、曲間のMCは生徒が担当していました。
幕間
第1部と第2部の間の休憩中に打楽器五重奏によるアンサンブルが披露されました。曲は、「美星の降る夜に…願い、やがて強靭な心と翼を持った〜」。2024年12月1日に柳川市民文化会館(柳川市)で行われた「第63回福岡アンサンブルコンテスト」(主催:福岡吹奏楽連盟)で演奏し、銀賞を受賞した曲です。
第2部 RPGステージ
第Ⅱ部の冒頭で部長挨拶。「辛いこともあったけど、支え合ってがんばってこれた」と語っていました。
第Ⅱ部の1曲目は、「序曲ドラゴンクエストより」。大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」のメインテーマが華やかに奏でられます。
曲と曲の間には部員が演じる劇が展開されていきます。主人公が「久留米んクエスト」というゲームをプレイしていくというストーリー。そのためこの第Ⅱ部のタイトルが「RPGステージ」となっています。主人公が操作する勇者がゲームの中でさまざまなミッションに挑んでいきます。
ということで、2曲目は「ミッション:インポッシブル」。スパイ・アクション映画「ミッション:インポッシブル」のメインテーマです。
3曲目は、「ディープ・パープル・メドレー」。イギリスのロックバンド「ディープ・パープル」の代表曲がメドレーとなったもので、「バーン」〜「ハイウェイ・スター」〜「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の3曲で構成されています。ノリノリのパフォーマンスで会場も盛り上がります。ここからは指揮を生徒にバトンタッチ。指揮者の先生はトランペットとして演奏に参加していました。
4曲目は、「『君の名は。』メドレー」。映画「君の名は。」の劇中曲や主題歌のメドレーですが、メドレーの途中で劇が展開されていきます。劇中には、「君の名は。」の主人公・宮水三葉も登場していました。
5曲目は、「マツケンサンバⅡ」。曲の始まりでは、数名の部員が客席内をまわり、一部のお客さんにメッセージカードを渡していました。曲中では部員によるダンスもあり、大盛り上がりでした。
拍手喝采のなか、顧問挨拶・定期演奏会実行委員長挨拶・アンコールへと展開していきます。
アンコールは、「シロクマ」。インストゥルメンタルバンドJABBERLOOPによる楽曲の吹奏楽版です。高校野球の応援として演奏されることもあり、多くの吹奏楽部がアンコール曲として採用しています。ノリノリのパフォーマンスで大盛況のなかフィナーレを迎えました。
以上、第Ⅱ部からアンコールまで約45分のステージ。
演奏会全体では約1時間40分のプログラムでした。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、久留米高校吹奏楽部は3年にわたり定期演奏会を開催できていませんでした。令和5年4月に4年ぶりに田主丸そよ風ホール(座席数495)で定期演奏会を開催。翌年3月の小郡市文化会館(座席数628)の定期演奏会を経て、今年は石橋文化センター(座席数1,077)での開催。次第に会場規模も大きくなり、従来の久留米高校の定期演奏会に戻りつつあります。今年の久留米高校の定期演奏会のテーマは「そして伝説へ」。すべての生徒が初めて経験する、大きな会場での定期演奏会。伝説を残すことはできたでしょうか。
福岡県立久留米高等学校吹奏楽部のみなさん、楽しい演奏会をありがとうございました。
(参考文献)
- 福岡県立久留米高等学校「第49回定期演奏会」パンフレット
- ブレーンミュージック
- ウインズスコア
- 福岡吹奏楽連盟
パンフレット
定期演奏会のパンフレットは、演目の紹介はもちろんのこと、その学校の個性があふれています。
今回の福岡県立久留米高等学校「第49回定期演奏会」のパンフレットの内容はこちら!

- A4サイズ
- 外四つ折り8ページ
- フルカラー
| 表紙(P.1) | 演奏会ポスターデザイン(パンフレット版) |
| P.2 | Greetings(校長、吹奏楽部顧問、吹奏楽部OB会長、定期演奏会実行委員長、吹奏楽部部長) |
| P.3 | Program&Introduce(プログラム、久留米高校校歌の歌詞) |
| P.4 | スナップ写真 久高ブラスMemories2024〜2025 |
| P.5-P.7 | Parts(パート紹介) |
| P.8 | 出演者名簿 |

